0.Artifactsとは?
Anthropic社の生成AI『Claude』には、「Artifacts(アーティファクツ)」という強力な機能が搭載されています。これは、生成したコードをその場でプレビュー表示しながらリアルタイムで編集できる機能です。
HP制作において、このArtifacts機能は非常に便利です。通常の生成AIでは、コードを生成してからローカルにファイルを保存し、ブラウザで確認する手順が必要ですが、ClaudeのArtifactsなら会話しながらその場で完成イメージを確認できます。
Artifactsの主な特徴:
・HTML/CSS/JavaScriptをリアルタイムでプレビュー
・画面を見ながら修正指示が可能
・コードを直接編集できるエディタ機能
・ワンクリックでコードをダウンロード
画面を見ながら修正できるのは便利だな
そうですね。「もう少し余白を増やして」「色をもっと落ち着いた感じに」といった指示を、実際の画面を見ながら出せるのがメリットです。
1.Claudeにアクセスしてプロンプトを入力
まずはClaudeにアクセスして、HP作成のプロンプトを入力していきます。
今回入力したプロンプトは下記になります。
結果、次のようになります。
プロンプトを入力すると、Claudeがコードを生成し、右側のプレビューエリアにこの完成イメージが表示されます。
すぐにプレビューが見れるのか!
はい。生成されると同時にプレビューが表示されるので、イメージと違う場合はすぐに修正指示を出せます。
2.リアルタイムプレビューで確認しながら調整
Artifactsのプレビューを見ながら、必要に応じて調整していきます。
デザインを調整
プレビューを見て「ここを変えたい」と思った部分を具体的に伝えます。
入力したプロンプトは下記になります。
結果、次のようにコードが修正されました。
見ながら修正できるから、イメージが伝わりやすいな
その通りです。「この部分」と画面を指しながら説明するような感覚で修正依頼ができます。
3.Artifacts内で直接編集
Artifactsには、コードを直接編集できるエディタ機能もあります。
直接編集でできること:
・テキストの修正(会社名や連絡先など)
・色コードの微調整
・余白やサイズの調整
・簡単なスタイル変更
ちょっとした修正なら自分でできるってことか
そうですね。例えば電話番号を変えたい、ボタンの色を少しだけ変えたいといった場合は、直接編集した方が早い場合もあります。
4.完成したコードをダウンロード
満足のいくデザインが完成したら、コードをダウンロードして使用します。
ダウンロード手順:
1. Artifactsプレビューの右上にある「コードをコピー」ボタンをクリック
2. テキストエディタに貼り付けて「index.html」として保存
3. ブラウザで開いて動作確認
Artifactsで確認済みのコードなので、ローカルでも同じように表示されるはずです。もし問題があれば、再度Claudeに聞くことで解決できます。
5.自社向けにカスタマイズするコツ
自社用のページを作るときはどうすればいい?
最初のプロンプトで具体的な情報を伝えておくと、カスタマイズの手間が省けます。
自社向けプロンプト例:
以下の情報で会社紹介ページを作成してください。
・会社名:○○株式会社
・キャッチコピー:「テクノロジーで未来を創る」
・事業内容:Webシステム開発、ITコンサルティング、AI導入支援
・メインカラー:#2563EB(青)、アクセントカラー:#10B981(緑)
・電話番号:052-XXX-XXXX
・所在地:愛知県名古屋市○○区...
・デザインの方向性:シンプルでモダン、信頼感のあるデザイン
ClaudeとGeminiの使い分け
HP制作においては、ClaudeとGeminiそれぞれに特徴があります。
Claudeの強み:
・Artifactsによるリアルタイムプレビュー
・コードの直接編集が可能
・長いコンテキストの維持が得意
Geminiの強み:
・画像生成機能との連携
・Google系サービスとの統合
・日本語での自然な会話
それぞれ得意なところが違うんだな
そうです。プレビューしながら対話的に作りたいならClaude、画像も含めて一気に作りたいならGeminiという使い分けがおすすめです。
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Artifacts活用のメリットと注意点
Artifactsってかなり便利そうだな
便利ですが、いくつか注意点もあります。
メリット:
・すぐに結果が見えるので修正が楽
・試行錯誤がしやすい
・コードの知識がなくてもデザイン確認できる
注意点:
・外部ファイル(画像など)は読み込めない
・複雑なJavaScriptは動作しない場合がある
・実際のサーバー環境とは異なる場合がある
じゃあ、画像を使いたいときはどうすればいいの?
Artifacts内ではプレースホルダー(仮の画像)で確認し、ダウンロード後に実際の画像パスに置き換えます。または、Base64エンコードで画像を埋め込む方法もありますが、ファイルサイズが大きくなるので注意が必要です。
なるほど、用途に合わせて使い分けるってことだな
その通りです。生成AIはあくまでツールなので、基本的なHTMLやCSSの知識を持っておくと、より効果的に活用できます。生成されたコードを理解し、必要に応じて修正できるスキルがあると、生成AIの真価を発揮できます。



